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2014.10.20

東山おもてなし学校♪車椅子編♪

先日、東山区役所で車椅子体験をさせてもらいました。「だれもが観光を楽しめるユニバーサルツーリズムの推進」を目指して創設された<東山観光支援コミュニティ>の主催で、実際に車椅子に乗って、押して、区役所から清水寺まで観光してみよう!!という企画です。


まず区役所から出て、整備された歩道上でも、車椅子は道の端へ端へと行き、まっすぐ押すことが大変でした。水仕舞いの為、道路は歩道も含めてカマボコ型になっている事を実感しました。これでは車椅子も乳母車も通行に不自由ですね。

清水道の登り坂道を押すのはとてもしんどかったけれど、登り坂はまだましです。

下り坂の怖い事!乗った私は車椅子からほりだされそうな気がして、シートベルトが欲しいと感じました。下り坂を押してる方は押すというより、走り出さないよう引っ張ってる感じで登りよりきついと言われてました。

車椅子は坂道の登りより下りが大変、怖い、実際体験してみないと分からないことでした。




清水寺の中に入ると、意外にもスムーズでした。階段を回避出来るようにルートが整備されています。
車椅子でも全く困りません。さすがです。


車椅子に乗って気がついた事がありました。自分の視線はとても低いのに、道行く観光客はあちこち見て車椅子には気がつかず、ぶつかったり、足踏んでしまったり!人混みならば、車椅子の前に歩く先導さんが必要です。

見える景色も下からなので、欄干に視線を遮られてしまいました。



この柵は清水寺の舞台や市内を見晴らすところに設置されており、車椅子に座った状態の目線を遮らないように設計されています。

こちらもさすがです。小さなちょっとの気付きから、ユニバーサルツーリズムに繋がる事を実感しました。